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第十話 月下の涙

last update Huling Na-update: 2025-07-04 06:30:22

第十話   月下の涙

 昼見世の時間、菖蒲は張りから外を眺めていた。

 そして、誰かが通れば笑顔を振りまくが苦戦をしている。

 「はぁ……」 菖蒲はため息をついていた。

 「菖蒲姐さん……」 張り部屋の外から梅乃が声を掛ける。

 「なんだい? 今は昼見世の時間。 何の用だい?」

 「はい。 コレを持ってきました」 梅乃は、張り部屋の戸を少し開けて紙を中に差し出す。

 「んっ? 何これ……ぷっ」 菖蒲が紙を見て吹き出した。

 その紙は、梅乃が書いた菖蒲の似顔絵であった。

 「なんだい? もう少し、上手に描きなさいな……」 菖蒲は笑っていた。

 「へへへ……姐さんの笑顔が見たくて描きました」 梅乃は戸の反対側でニコニコしていたが、菖蒲には見えていない。

 「でも、姐さんが笑ってくれたので良かったです♪」 

 梅乃の存在は、菖蒲や勝来にとっても『小さな、お天道様』 のようであった。

 「梅乃……」 さっきまで、ため息をついていた菖蒲とは別人のように笑顔になっていた。

 「……」 采は黙って、それを見ていた。

 そして翌日の昼見世の時間、

「信濃、ちょっと来な」 采は、信濃を呼ぶ。

 「はい。 どうしました?」

 「お前に、二階の部屋を与える。 そこが、お前の仕事場だ」

 采の言葉で、大部屋がザワザワとしている。

 これは実質、信濃の昇格という意味が伝わった。

 二階に部屋を与えられると言うことは、花魁または花魁に近い売上を上げている妓女の特権である。

 三原屋には、玉芳以外に部屋を与えられていた妓女は居なかった。

 売上の高い妓女が、夜の相手と酒宴の時だけ使う程度だったのである。

 一般の妓女は、大部屋に仕切り板、現在のパーテーションを置いて営みを行っていた。 これが部屋を割り当てられるのは凄い出世である。

 「付いてきな」 采は、信濃を二階に案内した。

 「この部屋を使いな」 采が案内したのは、玉芳の使っていた部屋であった。

 「この部屋……玉芳花魁の部屋じゃ……」 信濃は、ゴクリと唾を飲み込んだ。

「そうさ。 今日から、お前がトップだ!」 采はニヤリとして信濃を見る。

「私が花魁に……?」

「それは、これからのお前次第だ。 客も、環境も全てが変わる……それでも、やれるか?」 采は覚悟を試していた。

「やります。 やらせてください」 信濃の目が変わった。

 「よし、今日からお前が看板だ。 そして、傍に勝来を置く」

 そう言って、采は一階に戻っていった。

 信濃は荷物を二階に運んだ。 それを勝来も手伝いに入る。

 (これで上手く真意を誤魔化せた……) これは、采の長期に渡る変革の序章であったのだ。

 「お前さんは、人が悪いな……」 文衛門は、采に言うと

 「こうするしかないだろう……」 采はキセルに火を点けた。

 そして、数日が経ち

 「勝来、引手茶屋に行くわよ」 「はい、姐さん」

 すっかり環境に慣れた二人は、仕事の相性も良くなっていた。

 「通ります。 三原屋の信濃が通ります」 梅乃の掛け声が仲の町に響く。

しかし、違うことがある。 『花魁』の言葉が無かったのだ。

それは仲の町でも噂になっていた。

信濃の値段は数倍に跳ね上がり、花魁まではいかないが、それなりの金額になっていた。

しかし、現実は上手くいかなかった。

信濃の値段が跳ね上がっても、花魁の肩書が無い状態では

『ただ値段が高い妓女』 なのである。 それでは客に箔がなく、客は他の見世に流れてしまったのである。

しかし、今は この状況を打開できる策が三原屋には無かった。

(今は仕方ない……我慢だ) 文衛門と采には、計画があった。

そして三ヶ月が経ち、吉原は夏になっていた。

そんな時、 「勝来、来な」 采は勝来を二階に呼んだ。

「はい、何でしょうか?」

「私が、今までお前に新造をさせなかった意味が解るかい?」

采は小声で言った。

「すみません……解っていませんでした」 勝来は神妙な顔をしていた。

「お前には引込《ひっこみ》禿《かぶろ》をさせていたんだよ……」

引込禿とは、新造出しをせず花魁の教育をさせる『見世の隠し玉』である。

一般の妓女から花魁になっても、元を知っている客から見たら値打ちが知れ渡っている。

一般の客では手が出せないからこそ、花魁の値打ちが出る。

これは三原屋が赤字を我慢して、時を待った秘策なのであったのだ。

「私が……?」 勝来は、驚きを隠せなかった。

「玉芳も同じだ。 今夜、お前が花魁になる為の事をしてもらう」

采は、勝来に告げると一階に降りていった。

そして夜、勝来は二階の部屋に呼ばれた。

「よろしくお願いします……」 勝来の表情は硬かった。

これは『水揚《みずあ》げ』と言う儀式である。

遊女として働きだすにあたり、初体験のことを水揚げと言う。

幼い頃に禿としてきた梅乃や小夜なども、いずれは経験しなければならない。

勝来も未婚で経験が無い場合は、いきなり客と経験するより手慣れた者に経験するのが良いのだ。

 下手な扱いをされて、妓女がトラウマになってしまうと仕事にならないからである。

見世は、この水揚げの仕事人を雇《やと》っているのである。

「じゃ、勝来……行っておいで」 采は、淡々とした口調で送り出す。

「失礼しんす……うっ―」 勝来は、言葉が詰まった。

勝来の案内された部屋は薄暗く、月明りさえ眩《まぶ》しいくらいであった。

その部屋の奥には、男性が正座をしている。

勝来の初めての相手は、初老の男性だったのだ。

「どうした? こちらへ……」 男性は、布団をポンポンと叩き、勝来を誘った。

「は、はい……」 勝来は布団に入り、仰向《あおむ》けのまま待っていた。

 その頃、梅乃は菖蒲と話しをしていた。

 「なぁ、梅乃……さっき来ていたのは『水揚げ屋』だろ? 勝来のかい?」

 「水揚げ屋?」 梅乃はキョトンとしていた。

 梅乃も聞きかじった事はあるが、実際に知るには早かった。

 「それって、どんなの?」 梅乃は好奇心から、菖蒲に聞いていた。

 「うん……まだ知らなくていいかな……」 菖蒲は苦笑いをしていた。

 菖蒲も数か月前に、水揚げをしたばかりだったからだ。

 「聞きたかったんだけど……梅乃から見て、私と勝来の違いって分かる? 同じ境遇《きょうぐう》で育ってきたのだけど、勝来は引込禿をしたでしょ?」

 本来、まだ子供の梅乃に聞くような事ではない。 しかし、菖蒲は同じ環境で育ったはずの勝来との差を知りたかった。

これは、嫉妬や羨望《せんぼう》の一種であろう。 菖蒲自身が救いを求めているような言葉だった。

 「わかります」 梅乃は小さく頷いた。

 「それは何?」 菖蒲が食い気味に聞いてきた。

 「それは……」 まだ子供である梅乃は、表現に困っていた。

 「そうだよね……梅乃には、まだ言い表せないか……」 

 「すみません……」 梅乃は、上手く言葉に出来ない事を誤った。

 「……」 少し離れた所で采は聞いていた。

 この日、菖蒲の指名は無かった。

 「菖蒲、今日も指名が入らないじゃないか……アンタ、何やってんだい。 指名が入らないなら、入るように考えな!」 采は、菖蒲に喝を入れていた。

 「すみません……」

 「ちょっと来な」 采は、大部屋の やり手の席に菖蒲を呼んだ。

 「お前、梅乃に聞いていただろ? そんなに知りたいかい?」

 「―っ」 菖蒲は、梅乃との会話を聞かれていたのを初めて知った。

「まだ梅乃は子供さ……上手く言えないだろうけど、聞いてどうなる?」

采は、キセルを吹かしながら言った。

「知りたかったんです……私と勝来の違いを……」 菖蒲は、目に涙を浮かべていた。

 「違いは誰でもあるさ。 私とお前とだって違うよ」 采は諭すように話した。

 「それは……」

 「違うんだから、違うやり方をすればいいんだよ。 お前は優しい! 玉芳によく似ているよ……」 

 菖蒲は、玉芳に似ていると言われ、前向きな表情になるが、

「ただ、玉芳は玉芳。 お前はお前だ。 いつか、梅乃が言いたかった事が解るよ。 アイツは、まだ子供だ」

「解ったら、早く営業しておいで!」 采は、菖蒲を追い払うように仕事に向かわせた。

 梅乃は、采と菖蒲の会話を遠くから聞いていた。

 (姐さん、すみません……) 上手い言葉が見つからず、菖蒲の励ましになれなかった事を悔いていた。

 菖蒲は、見世の外に出ていた。

 三原屋の中から酒宴の声が聞こえる。

 『グスッ』 涙をこぼし、空を見上げている菖蒲に梅乃が外に出て来て

 「姐さん……すみません。 上手な言い方が出来なくて……」

 「いいのよ。 ありがとう」 

 「ただ、この空を見ていると思うんです……」 梅乃は夜空を見上げた。 

 「どう、思うの?」 菖蒲は、梅乃の顔を覗き込む。

 「夜の空って、月が綺麗に見える日もあるんですが、星の方が綺麗に見える時があるんです。 だから、菖蒲姐さんも大好きです」

「梅乃……」 菖蒲は涙が止まらなくなっていた。

 その頃、三原屋の二階では

 「さぁ、勝来 いくぞ」

 「―痛っ」 苦痛に耐えている勝来がいた。

 「よし、済んだな……」 勝来の水揚げの儀式が終わった。

 しばらくすると、采が勝来の所にやってきた。

 「しばらくは痛いだろうが、頑張れるな?」

「はい……」 勝来が表情を変えずに答えると

「今日は、早く休むんだよ」 采が伝えると、勝来は頷いていた。

勝来は服を着る力も入らず、涙でボヤけた月を眺めていた。

そして同じく、菖蒲も月を眺めていた。

二人の流した涙は、月の雫のように淡い夜に落ちていった。

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